[Blender][3.3.1][Addon] HT Physics Object アドオン

English: https://pandadirector.hatenablog.com/entry/HTPO_addon/eng

できること

髪の毛や尻尾のリグを1本毎に簡単に作成できます。

www.youtube.com

動画の中の"合成"→"剛性"の間違いです...

ダウンロード

github.com

インストール方法

zipをダウンロードし、HT_PhysicsObject.zipを取り出し、

Blenderの[編集] -> プリファレンス->アドオン->インストールで上記zipを指定。

コミュニティの中にあるObject: HT Pysics Objectにチェックを入れる。

使い方

●準備

①髪の毛や尻尾用のメッシュオブジェクトを作成。

②メッシュオブジェクトに合わせてボーンツリーを作成。

③メッシュにボーンごとのウェイトを設定(後で設定でも可)。

●アドオン使用

④アーマチャを選択しエディットモードへ移行。

⑤ボーンツリーの一番親のボーンを選択。

⑥上部メニューの"HTPO"を選択。

⑦"Create"を選択し、OKボタンを押す。

注意事項

  • 途中で分岐するようなボーンツリーには対応していません。
  • Windows環境 + Blender3.3.1でしかテストしていません。
  • 日本語の名前には対応していません。

    [編集]→[プリファレンス]→インターフェスタブより「新規データ」のチェックを外しておいてください。

操作パネル

●Createパネル

  • Chash
    [Use Driver] -- Pin Stiffness(髪のしなりにくさ)をドライバを使って設定します。ドライバはPS1,PS2,PS3の三種類から選べます。各ドライバの設定値はConfigパネルで変更
    [値を設定] -- 直接値を設定します。(0~50)
  • ボーングループ
    作成される物理演算用のボーンを作成するボーングループを指定します。
●Configパネル

  • Pin Stiffness Setting
    [Use Driver] -- Pin Stiffness(髪のしなりにくさ)をドライバを使って設定します。ドライバはPS1,PS2,PS3の三種類から選べます。各ドライバの設定値はConfigパネルで変更
    [値を設定] -- 直接値を設定します。(0~50)
  • ボーングループ
    作成される物理演算用のボーンを作成するボーングループを指定します。
●Bakeパネル

Clothの物理演算をベイクします。通常のベイクパネルと同じです。但し、ベイクの進捗は確認できません。

ファイル構成

[ヒント]②③④を削除し、①から回転コピーのボーンコンストレイトを削除すると元の状態に戻ります。ただし、正しく下記の原理やファイル構成を理解しないと、動作がおかしくなる場合があるのでご注意ください。

HTPO_SrcObj.000 がPS1とFrame Start/Endのドライバー元です。

HTPO_SrcObj.001 はPS2、 HTPO_SrcObj.002がPS3のドライバー元です.

原理

基本的な原理は粉くんのYouTubeで説明されています。この手順をオートメーション化しています。

簡単に説明すると、下図の上部の流れでオブジェクトやボーンを作成し、

下部の流れでCltohの物理演算を割り当てたメッシュオブジェクトの頂点位置をトレースさせる流れになります。